2016年暑さのピークはいつ?真夏~晩夏~初秋の気温を予想!
- お天気出張所
- 2016.8.12最終更新日:2016.8.19
- かいたひと:気象予報士 飯山
お天気.comの気象情報を担当している気象予報士の飯山です。
関東の梅雨明けは遅れましたが、最近は夏らしい青空が続いていますね。
梅雨明け前から蒸し暑い日が続いていたせいか、暑いのはもういやっ! いつまで続くの? という社内からの声が。。。
そこで確認してみると、今年は例年よりも残暑が続く可能性が……!?
ということで、今回は気になる2016年夏の暑さのピークをお伝えしたいと思います。
最高気温が下がり始める日について
- 都心部の例年の傾向
- 海水浴場がある地域の例年の傾向
- 今年の見通し
以上3点の視点からまとめました。
例年の傾向
アプリ「統計天気」※を元に、東京、名古屋、大阪、福岡の都心部の
・最高気温30℃以上が続かなくなる日
・最高気温28℃以上が続かなくなる日
・涼しくなり始める日
を表にまとめました。
最高気温30℃以上の真夏日が途切れる日
東京:9月6日
名古屋:9月14日
大阪:9月14日
福岡:9月5日
福岡と東京では9月初めまでの一方、名古屋と大阪は東京や福岡より1週間以上遅く、9月中頃まで暑さが続きます。
最高気温28℃以上が途切れる日
東京:9月16日
名古屋:9月22日
大阪:9月28日
福岡:9月25日
暑さがやや収まったものの残暑が続いていると感じられる陽気です。
東京は9月中頃まで、福岡と名古屋は9月下旬、大阪は9月末まで続きます。
最高気温が26℃を下回って涼しく感じられ始める日
東京:9月23日
名古屋:9月29日
大阪:9月29日
福岡:9月30日
東京が秋分の日頃で、名古屋・福岡・大阪は9月末になってようやく涼しくなり始めます。
※アプリ「統計天気」
ポッケの気象予報士が過去30年の観測データを分析したオリジナルの統計を見ることができるアプリです。
DLはコチラ↓
海水浴場付近の傾向
次に8月末~9月頃に夏休みをとる人に向けて、海水浴場のある4地域についてまとめてみました。
最高気温30℃以上が途切れる日
神奈川の三浦が8月24日で、愛知の南知多では8月31日となり、
海の近くは都心部と比べる2週間ほど早まっています。
やはり、海水浴を楽しむ陽気は東日本では8月末までと言えそうですね。
なお、西日本の白浜と天草では9月10日頃まで海水浴気分を味わえそうです。
今年の予想
まとめ
気象庁の予測資料によると、寒気の流入に影響を及ぼす上空を流れている偏西風が、今年の8月は日本列島の北に位置すると予想されています。
偏西風が北に位置すると寒気は流れ込みにくく、また、太平洋高気圧の勢力が強いことから、日本付近は暖かい空気に覆われやすくなります。
よって、8月の気温は西日本で平年より高く、東日本では平年並か高いと予想されます。
また、9月も太平洋高気圧の勢力の強い状態が続くとみられ、全国的に気温が高いと予想されます。
このため、例年より気温が高く、東京と福岡で30℃以上の真夏日が途切れる日は例年より遅く来ることになり、9月中旬まで続くと見込まれます。
名古屋と大阪では9月下旬まで遅れる可能性もあり、今年は残暑が長引きそうです。
また、涼しくなり始める時期は東京で9月下旬、名古屋・大阪・福岡では10月上旬になりそうです。
おわりに
今年の夏は例年より長く残暑が続くため、夏が大好きな人はいつもより長く夏のレジャーを楽しめそうですよ。
しかし、暑さが苦手な方には辛い残暑となりそうです。。。
夏バテにならないために、精力のつく食べ物を食べたり、水分を十分に摂ったり、睡眠を十分にとって身体を休めるなどをして残暑を乗り切ってくださいね。
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