【初日の出】年末年始の天気はどうなる?5都市ピンポイント予報
- お天気出張所
- 2016.12.22最終更新日:2017.1.5
- かいたひと:気象予報士 飯山
お天気.comの気象情報を担当している気象予報士の飯山です。
年末年始は外出する機会が多いと思いますが、みなさんはどちらで過ごされますか?
自宅や実家で家族と、ゆったり温泉、白銀の世界を求めてスキー場、寒さを逃れて南国へなど、 いろいろな過ごし方があるかと思います。
私はのんびり温泉に入って、地元の美味しい料理とお酒を味わうのが理想です。。。
さて、今回は年末年始の天気傾向について解説したいと思います。
シルバーウィーク同様、ポッケ社員おすすめ行楽地
- 真冬をとことん楽しめる北海道(札幌)
- カウントダウンなどイベント盛りだくさんの東京
- 海鮮グルメ最盛期!北陸(金沢)
- こちらもイベント&美味しいもの盛りだくさんの大阪
- 日本の避寒地!最高気温平均20度の沖縄(那覇)
上記5ヶ所の天気について解説します。
年末年始の気圧配置は……
西高東低の冬型の気圧配置となり、日本海側は雪や雨、太平洋側は乾燥した晴天になることが多くなります。
シベリアから強い寒気を伴った冬将軍が日本列島に居座ると日本海側や太平洋側の山沿いで大雪が続くこともあります。
逆に寒気の流入が弱いと冬型が続かず、太平洋側を低気圧が通過して、太平洋側で雨が降る場合もあります。
ちなみに、昨年の年末から今年の年始にかけては、冬型の気圧配置が現れましたが大雪は30日までで、比較的穏やかなお正月となりました。
統計天気アプリによると……
お天気ブログでおなじみのアプリ、「統計天気」※の情報から
5都市の年末年始の天気傾向をまとめました。
※アプリ「統計天気」
ポッケの気象予報士が過去30年の観測データを分析したオリジナルの統計を見ることができるアプリです。
DLはコチラ↓
札幌(北海道)、東京、金沢(北陸)、大阪、那覇(沖縄)の過去30年間で現れやすい天気は以下の通りとなっています。
札幌
寒気の影響で雪や雨の降る日が続き、雪や雨が出現する割合は60%以上となっています。
1月1日が晴れる割合は10%で、初日の出が見られる可能性はかなり難しい状況です。
東京
高気圧に覆われて晴れる日が続き、晴れる割合は80%前後となっています。
1月1日に晴れる割合80%で、初日の出が見られる可能性はかなり高いと言えます。
金沢
寒気の影響で雨や雪の降る日が続き、雨や雪の割合は70%以上となっています。
1月1日が晴れる割合は13%で、初日の出が見られる可能性は厳しい状況です。
大阪
高気圧に覆われて晴れることが多く、晴れる割合は50%以上となっています。
1月1日に晴れる割合は73%で、初日の出が見られる可能性は高いと言えます。
那覇
晴れる日もありますが、高気圧の南側で雲が広がりやすく、晴れる割合は高くても50%以下となっています。
1月1日に晴れる割合は28%で、初日の出が見られる可能性は低いと言えます。
おわりに
年末年始の天気傾向をお知らせしました。ぜひ年末年始のご予定の参考にしてください。
また、直前の予報は、お天気.comの天気予報をご利用ください。
今年の年末年始に冬将軍の影響で大雪や強風による災害が発生することなく、
穏やかな新年を過ごせるようになればと願っています。
それでは、流行っているインフルエンザやノロウイルスにかかることなく新年を迎えられるように、お体には注意してお過ごしください。 すこし早いですが、よいお年を!
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