中学受験情報局 主任相談員 小川大介さんの子育てセミナー◆子どもは勝手に育つ~知識とスキルで仕事とママを迷わず両立!
- 社内のこと
- 2017.7.7最終更新日:2020.12.25
- かいたひと:しおりママ
こんにちは、しおりママです。
ポッケでは、空前の出産ラッシュ!
また、子育てしながら働く社員も多くいます。
先日、そんな社員に向け小川大介さんによる、子育てセミナーを行いました!
その名も「子育てセミナー◆子どもは勝手に育つ~知識とスキルで仕事とママを迷わず両立!」
そのセミナーの様子をご紹介♪
中学受験情報局 主任相談員「小川大介」
セミナーの内容を紹介する前に、講師として登壇いただいた小川大介さんのご紹介をさせていただきます。
小川大介さんプロフィール
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員
子どもが最速で最高の結果を出すためのコーチング技術や、心理療法的なアプローチを取り入れた独自の指導方法を開発する。
また、近年は社会人教育の分野でも研修・指導技術提供などの実績を積み重ねている。
【著書】
・ 頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある(すばる舎)
・ 成績アップと合格をかなえるコツとわざ もう悩まない中学受験(海拓舎出版)
・ 驚くほど国語力が伸びる!学力が上がる!小川式「声かけ」メソッド(宝島社) など
「子育てセミナー」その中身をちょっと紹介
セミナーを始める前に、まずは、子育ての悩みを書きだしてみよう!ということで、2つのチームに分かれて、チームごとに子育ての悩みをどんどんだしていきました!
まだ小さなお子さんを育てている社員が多いので、悩みをだすと、分かる、分かる!といった声がたくさんで聞こえていました。
男性が多いこのチームは、パパがお手伝いをしているご家庭ばかりで、ポッケの男性社員は優しいパパばかりなんだな~と感じました。
話し合いで出た意見を発表しましょう♪
社長の廣瀬が代表して発表していました。
書き出してみると、たくさんの悩みが出てきますね。
言葉の変換するという考え方
子育てしていると、あれはダメ、これはダメ、もう少しは静かにして!
なんて言っていませんか?
実は私も子どもにそんな事を言っている1人なんですが……。
どう注意していいか分からない…。という親御さんも多いと思います。
しかし、それは考え方がネガティブになっている証拠かもしれませんよ。
その考え方をネガティブから、ポジティブに変換する事で、声のかけ方が変わってくる!という考え方なんです。
実際どういった変換方法があるのか、たくさんあるのですが、2つだけ紹介します。
子どもの様子 | ネガティブな考え方 | ポジティブな考え方 |
じっと座っていられない |
落ち着きがない 集中力がない |
エネルギーにあふれている 好奇心が旺盛 |
文章を読むのに時間がかかる |
遅い にぶい 意欲がない |
ていねい 慎重 考えが深い |
どうですか?
同じ事なのに、考え方をポジティブに変換する事で、全然違いますよね。
私もお話しを聞くまでは、元気すぎる子ども達に少し悩んでいましたが、上記の表のように「エネルギーにあふれている」「好奇心が旺盛」という考え方に変えるだけで、気持ちがスーーーッと軽くなったんです。
この話は、参加した社員がみな納得したようにうなずいていました。
予定表をつけ、スケジュール通りの行動
スケジュール通りの行動って難しい!と思いますよね?
確かに、いきなり自分で予定を立てさせ、スケジュール通りに行動させるのは難しいです。
しかし、予定を立てるチャンスはたくさんあります。
例として、ポッケ社員の奥様と娘のHちゃん話を1つご紹介します。
「ドリルのようなものを1枚終わったら、TVを見ていいよ。」
とお母さんが言いますが、まだ5歳のHちゃんは「嫌だ!」といって泣いて拒否をしました。
お母さんが「これを5分やればTVを見れるよ」と言っても泣いて聞いてくれなかったそうです。
その日Hちゃんは泣きながらドリルをやったそうです。
そう。このタイミングが予定を立てるチャンスです。
そんな時親御さんが、「今日はいきなりだったからびっくりしちゃったかもしれないけど、明日からこの時間はドリルをやろうね」と壁などに1週間の時間割スケジュールを貼り、予定を子どもの前で入れていく。
こんなスタートでいいみたいです。
慣れてくれば細かな予定も入れていくと良い見たいですが、いきなりたくさんの予定を入れても大変なので、少しずつ「予定」を入れ実践していく事で、習慣になり、後々は親が色々言わなくても自分で勉強をする習慣が身に着くようです。
じつは、廣瀬は子ども達に予定をつけさせようと思って本を購入したけれどうまくいかなかったそうです。
その時の話しを小川さんとしていましたが、いきなり自分で予定を組ませる事はとても難しい事なようです。
大人と子どもの時間の進み方(感覚)は違うので、予定は親子一緒に作成し、
後は見守る。
予定を組んだら、親が色々と口出しせずに見守る。
そう見守るんです。子どもはやらないのではなくて、忘れてしまっているだけ。なので「もうこんな時間だよ!勉強しないの?」などは言わず、すこし気づきを与えたりして「サポートする」くらいでいいそうですよ。
私はこのセミナーで学んだのは、「子育てを通して、親の心も育っていく」ということです。
はじめから「親」なのではなく、子どもに「親」にしてもらうんだなって事をあらためて感じたセミナーでした。
セミナー後の社員の声
◆セミナーの中で印象に残った言葉や、発見できたことは何ですか?
社員ママ Aさん
我が家でも学校から帰ってきてからやることを小さなことですが、まったくできてないないことが多く、紙に書いてチェックリストにしたことがありました。が、長く続かず…。
それは管理するためという気持ちがあったから、少し親子共々気が重くなってしまったのかなと思いました。
今回の講演でチェックリストは「管理するためでなく、ほめるためにやると」いうのを聞いて、改めてポジティブな気持ちでやってみようかなと思いました。
社員パパ Tさん
幼少期の子どもは親や周囲からかけられることばで出来ている、というような言葉がありましたが、それが一番記憶に残ってます。
社員パパ Yさん
子どもに旅行のスケジュールを立てさせるのも非常に面白いと思いました。
社員パパ Nさん
子どもは時間の概念がない!!
一気に計画を立てず、最初は短いスパンで計画し徐々に長いスパンで計画すると効率がいいんだと分かった。
社員プレママMさん
甘やかしてはいけないと、褒めすぎたり、抱っこしすぎたり、ダダをこねるのを叱ったりするのはいけないのかと思っていましたが、「とことん付き合ってあげる」「いずれ子どもの方が飽きる」ということ、初めて知り発見でした。
行動計画表はまさに、仕事の進め方と似ているなと感じ、問題があったらまず「現状把握」をすることが大切と再発見できました。
社員ママ Tさん
ネガティブな言葉ではなくポジティブな声かけをしようと思いました。
抱っこはねだられたらたくさんしてあげようと思いました。
最後に、このセミナーで子どもへの愛情は欠かせないもので、信頼関係にも繋がっていくんだと思いました。