モノが売れなきゃ企業は終了、ポッケ・プロモGを紹介
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- 2018.2.16最終更新日:2018.3.2
- かいたひと:けいすけ
突然ですが、こんな経験はありませんか?
「あれっ?さっき見た商品の広告が出てる!」
タネは簡単で、ホームページに訪問したことのあるユーザーに対して広告を配信しているだけなんですが、このタイプの広告に初めて出会った時は画期的だなと感じたものです。
近年、このような技術が急速に進み、インターネットを取り巻く「広告」の環境は日々変化してきました。
「広告」というのは、ユーザーからすると鬱陶しい存在かもしれませんが、企業からすると生命線だったりもします。
私が在籍している「プロモーショングループ」(以下「プロモG」)では、このようなWEB広告に関する業務を中心に行っています。
今日は、WEB広告についてのお話を中心に、プロモGで行っている業務の紹介をしていきたいと思います。
広告とシステム技術
フライドチキンを食べながら考えていました。
「俺の職業って何だろう?」って。
私は、プロモGに配属されたのは1年ほど前の話で、元々はシステムエンジニアでした。
今でも半分ぐらいはシステムの仕事を行っていますが、部署が変わった今では「より良い広告や配信方法を考える事」もメイン業務の一つになりました。
私の職業ってなに??
そんな中で、しっくりくる肩書きが無いので、「マーケティングエンジニア」と言い張ることにしました。
勝手に言ってるので、耳なじみの無い言葉だと思いますが…。
マーケティングエンジニアって……
じゃぁ「マーケティングエンジニア」って何だよって話ですが……。
実際にはWEB広告とシステム技術というのは切り離せないものです。
例えばサイトへの集客であれば、アクセス状況の調査を行うなど様々な観点からのデータ分析を行う必要があります。
そんな中で、「システム屋としての視点や技術を取り入れながら、プロモーション業務を行っていく」というのが私がこの部署にいる意味なのかなと考えながらお仕事をしています。
ポッケにおけるプロモG
さて、そんな私が在籍しているプロモGですが、前述のWEB広告をはじめとして、「商品を売る」という部分を目的に活動している部署となっています。
プロモGの業務
主な業務としては、
- 広告を利用したプロモーション
- 広告以外の集客方法の模索
- 企業のイメージアップ
などといった事が挙げられます。
自社の商品だけでなく、他社さんのプロモーションのお手伝いもさせて頂いております。
環境の変化に対応していくのも仕事
WEB業界は変化が激しいため、今の常識が1年後には通用しなくなっているかもしれません。
効果の良かった広告媒体が無くなっているかもしれませんし、ガラケーからスマホに移行した時のように大きな変化が起こるかもしれません。
しかし、環境が変わっても、商品にニーズさえあれば物は売れます。
その方法を模索し続けていくのが、ポッケで言えばプロモG、一般的にはマーケターと呼ばれるような人たちの仕事の一つだと考えています。
プロモGは異端児の集まり!?
プロモーションはアイデア勝負の所があるので、ルーチンワークをこなす能力よりも、発想力が求められる面があります。
そんな理由もあってか、弊社のプロモGは、会社の中でも「異端児」が多い(個人の感想です)部署となっています。
入社の面接でモノマネを披露する人がいたり、一人暮らしの部屋に400ℓの冷蔵庫とダブルベッドを置いている人がいたり……。
ちょっぴり変わっているのも能力の一つなのかもしれません。
WEBプロモーションの重要性
そんな変化が激しい業界ではありますが、いまやWEB広告を無くしてプロモーションを考えることはできない時代となりました。
冒頭では広告技術(アドテクノロジー)の進歩について触れましたが、これによってWEB広告の市場は成長し続けています。
様々なサイトを集めて形成される「アドネットワーク」という仕組みや、関連度の高いユーザーだけに配信できるような「ターゲティング」の仕組みが整ってきた事により、広告配信のハードルが下がってきたのです。
WEBが牽引する広告市場
以下のグラフは日本における広告費の伸び率ですが、雑誌や新聞といった紙媒体が衰退し、WEB広告が伸びていることが一目で分かります。
●媒体別広告費の伸び率
上のグラフの下部が2016年の日本における広告費の構成比です。
地上波テレビの29.2%に次いで、インターネット広告費は20.8%となっています。
TVもまだまだ大きな市場ですが、WEB広告というのは今や企業にとって無視できない存在となっていることがお分かりいただけることかと思います。
※ちなみに、33.7%を占めている「プロモーションメディア広告費」というのは主要媒体を除いたものを指しており、折り込みチラシやDM、フリーペーパーなどが挙げられます。
実際に集客を考えてみる
このように、WEBにおける広告界隈は変化し続けています。
技術が進んで便利になる一方で、競合が増えるなど、必ずしも良いことばかりではありません。
そんな中で、成果を出していくためには「日々の試行錯誤」が大切になってくるのです。
広告の5W1H
「さぁ、広告を出すぞ!」
そう意気込んで出しても、必ずしも成果が出るわけではありません。
広告慣れしたユーザーに対して、何か胸に突き刺す要素が無ければならないのです。
では、実際の業務では何を考えながら広告を配信しているのでしょうか?
ここでは5W1Hを使って考えてみましょう。
● When[いつ]
近年の多くの媒体では、配信する時間帯を指定することが出来ます。
商材によって、朝(夜)の方が相性が良いといった事があるので、考慮することで効果が上がる場合があります。
また、継続的に広告を打つのか、短期間で行うのかという点も考える必要があります。
● Where[どこで]
例えば、
- SNS上に配信するのか
- WEBサイト上に配信するのか
- Googleなどの検索結果ページに表示するのか
ということを考える必要があります。
配信先によってユーザー層が変わったり、広告のクリック率が変わるなど、特徴が異なります。
どこに配信するかによって、戦略を変えていく必要があります。
● Who[誰に]
媒体にもよりますが、近年では詳細なターゲティングが出来るようになりました。
例えば、
- 1度でもサイトに訪問したことのある人に対しての配信
- Google上で「○○」と検索した人に対して配信
といった指定が出来るようになっているのです。
SNS広告ではさらに詳細なターゲティングが可能になっており、ユーザーの「性別・独身/既婚・興味関心」などといった情報を基に配信することが出来ます。
● Why[なぜ]
一口に広告配信と言っても、その目的は様々です。
- WEBショップで購入してもらう
- 来店の予約をしてもらう
- イベントの告知
- 企業のイメージアップ
など多岐にわたり、その目的に合わせた戦略が必要になってくるのです。
● What[何を]
ここまで決まれば、あとは何をアピールするのかを考えていきます。
「ショップへの来店」を目的としている場合であれば、
- お店の品揃えをアピール
- 特定の商品の魅力をアピール
- セールやキャンペーンの情報を伝える
などといった事が考えられます。
● How[どのように]
ここまでお話ししてきた5Wを、
- どのような予算感で行うのか
- 別の媒体でも同時に行っていくべきではないか
- 広告だけでなく、LPページも変えたほうが良いのではないか
などといった視点で考えていく必要があります。
システム技術と結びつける
このように、一口に広告を打つと言っても様々な戦略と共に配信を行っています。
さらに、冒頭でも紹介したように私の場合はエンジニアとしての技術を広告の分野でも活用しています。
具体的な事例:予算戦略のシステム化
一つ事例を挙げると、弊社では「広告にどの程度予算を割くべきか」という部分をシステム化しました。
最適な金額をシステムで計算し、広告媒体のAPIを使用して予算変更を自動で行います。
これによって、予算の最適化だけでなく、業務の効率化も行うことが出来ました。
まとめ~会社の中でのプロモG~
いかがだったでしょうか。
「WEB広告の重要性」や、「何を考えて広告を配信しているのか」という辺りをお伝えすることが出来ていれば幸いです。
今回は広告に関する部分を中心にお話ししましたが、広告を用いないプロモーションにおいても、5W1Hの考え方は共通しています。
既存のやり方通りに仕事を行うのは脳みそを使わなくてよいので簡単です。
しかし、少しずつでも新しいものを取り入れたり、チャレンジしていく姿勢というものが無ければ、環境の変化から取り残されてしまいます。
ポッケの中では、プロモGは比較的「柔軟に動ける部署」なので、そんな新しいアイデアを発信していく存在になっていけたら良いなと考えています。