TABROID神アプリ大賞2013入賞記念!「頭痛~る」ができるまで

こんにちは。気象予報士のおかやんです。

私はスマホ向け月額サービス「お天気.com」で予報業務を行う傍ら、気圧予報アプリ「頭痛~る」というアプリの立ち上げを行いました。

先日、頭痛~るがアプリレビューサイト「TABROID」が開催した「TABROID神アプリ大賞2013」にノミネートされ、皆さまの投票によって見事「神アプリ7」に入賞しました!投票頂いた皆様、本当にありがとうございます!

kamiapp7

入賞コメントや「頭痛~る」以外の入賞アプリはこちらからご覧になれます。

今回は「神アプリ7」への入賞を記念して「頭痛~る」が作られるまでの話を書きます。まずはアプリを簡単にご紹介します。

気圧予報&簡単頭痛ダイアリー「頭痛~る」とは?

気圧の変化に着目した頭痛と上手に付き合うための気圧予報&頭痛記録アプリです。

b1b392caec

6日先までの気圧変化をグラフで表示する「気圧予報」と、急激な気圧低下を教える「低気圧アラート」で頭痛をひきおこしやすい時間帯をお知らせします。「頭痛ダイアリー」で自分の頭痛の傾向を記録できます。また3時間ごとの天気・気温も表示されるため天気アプリとしても利用できます。

頭痛だけなく、喘息、めまい、眠気、脳脊髄液減少症や線維筋痛症など、気圧変化に左右される諸症状をお持ちの方にも広くご利用頂いています。

無料アプリですので、ぜひ一度お試しください。

頭痛~る開発のきっかけは卒業研究

そもそものきっかけは、大学卒業後に通った気象カレッジという専門学校で「雨が降ると頭痛がする」という症状(=低気圧頭痛)について、卒業研究で取り組んだことにあります。

都市伝説のように世間で言われていた「低気圧頭痛」、担当教官が実際に研究をしている方の論文を紹介してくださったり、低気圧頭痛の方にお話を聞くことができたり、SNSを通じて多くの方にアンケートのご協力をいただけたので、研究としてはなんとかまとまりがつき、発表当日も同級生の気象のプロ達から質問・意見をいただくなど、とても反応がよかったのです。

しかし、私の中では、どうしても納得のいかない点がありました。

まず、取材やアンケートにご協力いただいた方たちに、お礼を言う以外に何もできることがなかったこと。また、気圧の人体への影響に関して、まるで都市伝説レベルでとどまっていて、科学が日進月歩で進歩している今の世の中で、これでいいのだろうかということ。

考えれば考えるほど、疑問は大きくなるばかり。もやもやとした気持ちのまま、私はその学校を卒業したのです。

社長の一言で転機が訪れた

行き場のない気持ちは、そのまま数年封印されていたのですが、ポッケに入社して思いもかけない展開を迎えることになります。

入社して数カ月しか経っていないある日のことでした。廣瀬社長に提案したいくつかのアプリの企画の中で「これ、面白いじゃん。やってみれば。」と軽ーく言って頂いた企画こそ「頭痛~る」でした。その段階では「低気圧頭痛日記」という名前でした。

当時の構想の絵は、こんなんです。

first

お恥ずかしいですが、当時の私の夢がつまっています。

雨が降るのをテレビの天気予報より正確にあてるという頭痛持ちの方がいらっしゃいます。そんな方にも役立つ天気予報があるとすれば、これしかないだろう、という熱い想いと確信がそこにはありました。

元々、ポッケではグラフ表示を利用したアプリ「基礎体温ツール(iPhone/Android)がリリースされていたため、そのアプリ資産を流用する形で頭痛~るの開発が始まりました。

開発メンバーでとことん話し合った

とにかく開発メンバーで話し合いを持ちました。キャラクター、グラフの描画の仕方、プロモーションまで、どんな完成形をもっていけば良いのか、お互いの領域を超えて話し尽くしました。世の中に受け入れられるのか全く無視されるのか、先の見えない道のりでしたが、成功させたくて皆で必死で考えました。

アプリのカラーリングは頭痛時に見るものだから、片頭痛の緩和が期待される寒色系の配色になりました。キャラクターはお天気の変化を敏感に察知する猫とふくろうに決定しました。

chara

そこからはデザイナーの独特の世界観がふくらんでいき、キャラクターたちの秘密のストーリーまで誕生し、これは今でも反響があります。

最も苦労した気圧変動グラフの見せ方

最も苦労した点は、気圧変動の大きさをどう見せていくか。絶対的な気圧の低さも重要ですが、より重要なのは「気圧差」です。気圧が下がっていくときにちゃんと下がっているように見せる。これが意外と大変でした。

解決法は、まず気圧の変動を常に追うために、スクロールしてもスクロールしても、常に値が中央にある作りにする事でしたしかし常に値が真ん中にあるということは、気圧の底にある時にそれを感じづらくなってしまうということでもあります。

kiatsu-graph

それを解決したのが左につけたスケールです。これで常に気圧の値を中央に置きながら、今どこまで気圧が下がっているか実感できるようになりました。

リリースにあたり不安だった2つの事

リリース直前、不安だった点が2つありました。

ひとつは、天気や気温や気圧いろんな要素がつまったアプリだったので、複雑すぎて使い方が分からないのではないかということ。

ふたつめは、そもそもの話ですが、低気圧頭痛の人って世の中にどれくらい居るのか?使っていただけるのか?という点です。

リリース後、大きな反響があった

リリース直後にいくつかのレビューサイトへ取り上げられ、低気圧頭痛というニッチなジャンルにもかかわらず1ヵ月で4万ダウンロードという当初の想定をはるかに超えたダウンロード数となりました。

また「シンプル!」「かわいい!」「なごむ!」「便利!」という好意的な感想を多く頂き、難しくて使い方が分からないという感想は殆どありませんでした。

開発メンバー皆で、へとへとになるまで話し合って作ったものなので、こういうお言葉をいただくとその頃のメンバー全員の労がねぎらわれたような気持ちになり、うれしいです。

頭痛~るはリリースから8ヵ月経った今も月間利用者数が多く、Twitterでも頻繁にツイートされている事から愛用して頂けているようです。

頭痛~るの今後について

頭痛~るは、今では社内の色々な人達が関わるようになってきています。初期開発メンバー以外の仲間の意見が加わっていき、より良くなっていくのはうれしいことです。

リリースから少しの間は、ご意見を色々いただき、改修に時間をかけました。これからは、お寄せいただいた”ご要望”についても、どんどん反映していきたいですね。具体的には、プッシュ通知機能や、記録機能の充実等でしょう。

日本頭痛学会は頭痛ダイアリーをつけることを推奨していますが、頭痛~るの記録機能も、将来的には、慢性頭痛の治療に役立つツールになればと思っています。

また、慢性頭痛の悩みが、職場や学校や家庭でもっともっと理解されますように、そして、脳脊髄液減少症、線維筋痛症などの症状が、世間にもっと認知され、 抱える問題の解決につながりますように。頭痛~るが少しでも役立てばと願っております。

頭痛~るが、TABROID神アプリ大賞2013に選ばれたことは、これから天気と健康の問題が世間にもっともっと知られ理解されていく、そんなよい前兆に思えてなりません。

頭痛~るは、どこか、人とのつながりを感じられるアプリです。
まだまだ未来に、驚きの展開が待っている気がします。

これからも、頭痛~るを、よろしくお願い致します!

株式会社ポッケ

株式会社ポッケ採用情報

ポッケでは、楽しく働いて世の中を笑顔に出来る仲間を募集しています。興味のある方はこちらをご覧ください。

最新記事

ブログ記事を検索